アルガン(Argania spinosa)は、モロッコ南西部の乾燥地域にのみ自生する貴重な木。過酷な環境の中で長い年月を生きてきました。アルガンの木1本あたり一年に数キロの実しか採れません。1リットルのアルガンオイルを搾るために約100kgの実を使用します。希少性が高いため、『砂漠の黄金』と呼ばれてきました。
種子の中の小さな仁から搾られるアルガンオイルは、ビタミンEや必須脂肪酸などの栄養素が豊富で、モロッコでは古くから美容や食用などに用いられてきました。
アン・ドートル・テルムのアルガンオイルは、エクストラヴァージンアルガンオイルです。野生のアルガンの木から実を手摘みで収穫。地元農村部の女性達によって堅い種子から仁を手作業で取り出し、選別した良質な仁のみを栄養を損ねないよう圧搾機により低温でゆっくり圧搾。何層ものフィルターにて3度濾過しています。
現在、アルガンの林は絶滅の危機にさらされています。アルガンの林が広がる地域は、砂漠化の緩衝地域であり、ユネスコによって1999年に世界生物圏保護区に指定されました。
アルガンオイルを地元で生産することにより、農村部の女性の収入を向上させ、地元の経済発展・生活向上に貢献しています。